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我流!ボーカロイド打ち込み法

はじめに
V3エディタ基準で書きます。正直V2はもう勘弁して(笑)
効果の薄いパラメータは全部無視
エディタ上で効果の薄いパラメータは全部無視しています。
実際に利用しているのは「Vel」「Dyn」「ビブラート」「発声記号調整」「ノート」と「歌手の初期設定分のジェンダー他」だけです。

PITは音程で制御する方が楽ですし、OPENなどはほとんど気休め程度にしか掛からないので無視します。
音の特徴はほとんど出だしに集中する
要するにシャクリ。
人間だと「いきなり正確な音程で歌い始める」なんて神業は出来ません。普通少しズレます。
これを音楽的に気持ちよく表現しているのがシャクリとかこぶし回しといわれるテクニック。
同じようにボーカロイドでそれを再現してやると、人間っぽい歌い方に近づいてきます。

音符を頭から64分~8分くらいで分割し、2~4音下~オクターブ下くらいずらすこ とで、音を探って歌いだす感じを再現する。

よほど速い歌いまわしでない限り、ほぼ実行する打ち込みです。
次の音とのつながり
楽器と違って前の音に次の音が引きずられるのが人の声。
トロンボーンみたいなものだと思ってもらえればよいのですが、人間は音程を変えるときに、正確に一瞬で変えるすることは出来ません。どうしても時間が掛かるわけです。ここを音楽的に気持ちよくやってやると、人間っぽくなる。

ある程度はボーカロイド上で自動でやってくれるのですが、ちょっと幅が大きいとかえって変な歌い方になります。
大きく音程を変えるときは、音符の終わりのほうを分割して、次の音に向かって上下してやる。

これをわざと強調する歌唱法もあって、終わる寸前にごく短い時間だけ数オクターブ上下させることによって表情をつける方法で再現。 やりすぎるとしゃっくりになります。
よくPITでやる手法が紹介されますが、レンジが足りなさ過ぎるのでノートの分割で行っています。
ビブラートの掛け方
ビブラートはかなり大事な歌唱表現。
掛かり方も大事ですが、一番大事なのは掛かり始めるタイミング。

プリセットのビブラートでも掛かるタイミングを調整するだけでも、かなり様になります。
VELによる子音の制御
V3になって革命的になったのがVELによる子音の制御。
VELを高くすれば子音が短い間に発声され、低くすればかなり前から発声されるようになる(前の音符に割り込んででも子音を長く取る)
速く歌うところはVELを高くするときれいに歌ってくれやすい。
また、シャクリと組み合わせることによって、特徴的な歌い出しを表現できる。

基本的にはデフォルトの64で問題ないので、不自然な発声になったら調整してみると良い。
DYNによる息の強さの表現
面倒であればDAW上でフェーダーを動かしても良いのだが、ビブラートとの絡みでエディタ上でDYNカーブを描くほうが自然になることがある。
しかし、あまり細かくやってもほとんど意味が無いので、大雑把でも大げさくらいでちょうど良かったりもする。
音の粒をそろえるには
V3ではほとんど感じないが、発声しだいで音量が変わって聞こえることがある。
これはDAW上でコンプレッサーなどを掛けて調整するのが良い。
たったこれだけでも、かなり聞き取りやすい歌にすることができる。

 
 
Discography

窓辺で夢見る紅茶時間Pumpkin Candy弓月のアルナスル
閃撃グレイムーン
想ひ秘め咲く 緋之櫻
迷宮スプレマシスト

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